『子どもが、なかなか勉強をやらない』
『楽しくないと言う』
多くの親が悩む所だと多います。
私も、子供が小学校1年生の入学時には『勉強なんて楽しくない』と、関わり方に悩んだ時期がありました。
この記事のポイント
✅自分の声かけの仕方を振り返ろう
✅6つの志向モデル
✅学んだ事を実生活に取り入れよう
この記事を読むことで、学習意欲をパターン別に知ることができ、落ち着いて対応することができるようになります。
目次はこちら
自分の関わり方を知ろう
思考癖がある
まず、最初に認識すべき事は、子どもより大人です。
親である私達の関わり方です。
人間誰しもが、思考の癖と言うものが存在します。
良い思考癖であれば良いのですが、悪い癖を持ったまま子どもに接していたら?
当然、良い反応は返ってこないですよね?
では、良い関わり方とは何なのか?
思考の癖は、目には見えない為『自分自身を振り返ること』が大切です。
今は1世帯あたりの人数が減少傾向にあります。
子どもに対する親の影響力が強くなってきています。
勉強(宿題)に対して、私達親はどのような関わり方を行っているのでしょうか?
いくつか思考のタイプを用意したので、具体的にみていきましょう。
あなたはどのタイプ?
『お兄ちゃんがやってるんだから、〇〇もしないとダメだよ』
『宿題(勉強)』しないと、お菓子はダメだからね』
『次□□だったら、ゲームは没収』
イライラしているお母さんの考え方は、比較。
困った祖母の思考は、交換条件。
最後のお父さんは、少し脅しに近い感覚かもしれません。
この様な声かけをしている時は、怒っている事が大半です。
親が繰り返せば、思考パターンは子どもに伝わります。
子ども自身も悪い思考癖が伝達します。
下の子に、『〇〇だったら、良いよ』と成り兼ねません。
物事には、必ずと言って良い程、原因が存在します。
原因を見つめる行為は、結果は良い方向に変化させます。
意欲をモデル別に考えよう
自分の思考の癖を客観視する為に、学習の動機を6つ紹介。
下図をご覧下さい。
横軸は、学習への期待が高いか低いかを表しています。
学習は、『やれば得をするし、やらなければ損をする』こうした動機ですね。
もう一つの縦軸は、学習内容の重要性です。
イメージしやすい様に、2人の少年(Aくん・Bくん)を例に出して考えていきたいと思います。
Aくん:『昆虫が好き』図鑑を読んだり、マネして書き写す事が好き。
こうしたのが、左上の充実志向モデルです。
Bくん:『みんなが◯◯をやっているから、自分もやる』
こうした動機は、左下の関係志向モデル。習い事などが多いかもしれません。
昆虫好きなAくんは、虫の事を考えているだけで楽しい訳ですから、『やると得をするかどうか』は考えていません。
やっているだけで、楽しい訳ですからね!
実用志向は、勉強と言うのは、『将来の仕事や生活に生かせる』と言う考え方です。
仮にAくんが、生物学の博士を目指しているのであれば、実用志向へと変化してきます。
因みに私達大人が、学んでいるお金の勉強は、実用志向モデルです。
やればやるほど家計を良くし、生活を豊かなモノにしてくれます。
学ぶ意欲が高いのも、モデル図(右上)と一致している事が分かりますよね!
次は、下段。
自尊志向は、『人に負けたくない』『承認欲求』などが例として挙げられます。
自尊志向は、プライドや競争から得られる気分的な感覚が強いものが特徴です。
気分的なモノなので、短期的にコロコロと意見が変わりやすい傾向があります。
最後に報酬志向です。
報酬志向は、外部から物質的な報酬を意識している事が特徴です。
『成績が良ければ、ゲームを買って貰える』
『良い会社に入れば、給料がたくさん貰える』こうした動機づけです。
当然、関心となる対象は、ゲームや給料になる訳なので、内容自体には興味が高い訳ではありません。
その為、学習の重要性も、博士を目指すAくんよりも低い事が想像できると思います。
関わり方
競争に負けたら
学ぶ事自体が好きな子であれば、ゲーム感覚で楽しめます。
しかし、皆んなが勉強が好きという訳ではありません。
仮に、私達たち親が外的報酬思考を強めたらどうなるのか?
書籍で参考になる部分があったので、一部紹介します。
『成績が良ければ有名校に入れる』
外的・報酬思考の強い子が、競争に負けてしまたら…
1970-80年、テスト重視で受験競争が加熱。
子どもに対して、試験でプレッシャーをかけ競争をあおり、勝者には学歴・社会的地位を報酬を与える一方、学校の中では何が起きていたのか?
校内暴力を中心に、ひどく荒れた子が目立った時期があったそうです。
イメージとしては、抑えつけられてきた感情が爆発した。
そんな感覚だと思います。
外的→内的動機づけへ
ここで勘違いして欲しくないのは、外的要因が悪いと言う訳ではないと言う事です。
保育園や小学校低学年では、『頑張ったご褒美にシール』を貼ったりしていますよね。
なので焦らなくても大丈夫です。
大切なのは、親が焦らず長期目線で関わる事です。
関わり方の例を2つ紹介していきます。
ちょっとずつ、内的動機づけの種まきをしていけば、分かる楽しさの芽は生えてきます。
まとめ
・『子どもが、なかなか勉強をやらない』
・多くの親が悩む所だと多います
・解決のスタートは、私達親の関わり方
・勉強が嫌いなお子さんであれば、焦らず『外的→内的』の種まきを行う事が大切
・一緒に、学習の楽しさを築いていきましょう ^^
最後まで、読んで頂きありがとうございました。
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