成長に合わせて、子どもが色々なことにチャレンジする機会は出てくると思います。
お子さんによっては、失敗を恐れ、行動に移せないこともあるのではないでしょうか?
そんな時に伝えたいお話を紹介していきます。参考書籍
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
こんにちは。
今日のテーマは、「せいこうとしっぱい 2つのバランスの考えかた」
キツネとぶどうばたけのお話だよ!
わーい。
お話シリーズだ!
みっちゃんも!
お話シリーズは、ヒルティにおねがいしているんだ。
よろしくね!
かしこまりました。
アラン先生。
お兄ちゃん・みっちゃん、
よろしくね!
目次はこちらです
※お話は、親子でアレンジ(自分の子供の名前や語りかけ)を入れながら、楽しんで下さい!
キツネとぶどうばたけのお話
ある日、キツネがぶどうばたけのそばを通りかかりました。
横をふり向くと、おいししそうなぶどうがあったので、きつねは、はたけに入ってぶどうをとろう考えました。
しかし、ぶどうばたけは、さくにかこまれていて、太ったキツネは中に入ることができません。
どうするんだ?
「しかたがない。それなら、かりをいちどやめて、おなかが空いても、がまんをすればいい。
やせて、さくのすきまをとおれるようにすればいい」そう考えたのです。
きつねは、自分のすの中にこもって、なんにちも、くうふくをがまんしました。
きつねさん、げんきかな?
数日がたち、きつねはやせて、さくのすきまをとおることができたのです。
そして、やっとのことでお目あてのぶどうにたどりつきました。
そのぶどうがあまりにも、おいしいこと。
きつねは、ついついむちゅうになって、はたけにあったぶどうをぜんぶ食べてしまったのです。
きつねは、われにかえり、自分のおなかを見ました。
パンパンになっていることに気がついたのです。
いそいで、さくのそとに出ようとしましたが、おなかがじゃまで、さくのすきまを通れなくなっていたのです。
さて、きつねはこまりました。
きつねは、この後どうしたでしょう?
どっちをえらぶ?2つの考え方
さくをこわしてにげたとか!?
なるほど!おもしろいアイデアね。
ここでは2つの考えを出すから、考えてみてね。
①くるしいけど、食べたぶどうをぜんぶはきだし、おなかをペチャンコにする。
②ぶどうばたけのかんりにんに、見つかるかもしれないが、ぶどうばたけの木のあいだに身をかくして、やせるまでまつ。
ヒルティ、ありがとう。
みんななら、①ばんと②ばん、どちらをえらぶかな?
ぼくは①ばん。
わたし、②ばん。
考えが分かれたね!
2人はどうして、それをえらんだのかな?
ぼくは、かんりにんに見つかってしまうのが、こわいとおもったから。
わたしは、食べたのを
はきだすのがいやだから。
せつめい、していくね。
小さなしっぱい と ちょうどいいせいこう
きっと、多くの人が、②ばんをえらぶと思うんだ。
やったー!
せいかいした。
みっちゃん、せつめいにはつづきがあるから、よく聞いてね。
人はいちど、何かを手に入れると、なかなか、てばなしたくはないもの。
みんなだと、おもちゃやおかしかな!
なかなか、あげたくないよね。
ここのお話では、食べてしまった、たくさんのおいしいぶどう。
さくをとおるためにずっと、くうふくをがまんしたのに、はきだしてしまっては、もったいないからね。
じゃ、①ばんがいいのか?
①ばんもお兄ちゃんの言うように、かんりにんに見つかってしまうおそれがある。
いのちのきけんもあって、つかまってしまう(リスク)かもしれない。
いったい、どうすればいいんの!?
こうどうのまえには、しっぱいやリスクを前もって、かんがえておくといいよ。
リスクというのは、キツネであれば、かんりにんに見つかってしまうこと。
「そうならないためには、どうすればいいのか?」
前もってに考えておくことが大切なんだ。
アラン先生。
むずかしいよ!
1かいで、むずしければ、何回も何回も、このお話を聞くんだ。
「そうならないためには、どうすればいいのか?」
ほかの考えかたを、しょうかいしていくね!
・さくから出られるように、おなかをまんぷくにしない
・リスさんにぶどうをとってきてもらう
・ドローンをつかう
アラン先生〜
ずるいよ!!
ドローン、ありなの!?
いろいろな、考えかたが大切。
1回のチャレンジで、小さなせいこう(少ないぶどう)をつかむ。
そうすれば、しっぱいやリスクは、小さくすむからね。
ぶどうをちょっとずつ、食べるってこと?
そんなイメージだね。
まいにち、少しずつ食べれば、つかまるリスクや出られなくなるリスクは少ない。
そして、美味しいぶどうを、まいにち食べることができる。
リスクが小さければ、またチャンスがめぐってくる!
そう考えて、よくばらずに、次のチャンスをまつんだ!
おともだちにも、やさしくしてあげれば、なかよくあそぶことができる。
これが、せいこうのポイントってこと!?
そうだ!
よくそこにむすびつけたね!
それをくりかえせば、小さなせいこうがつみかさなって、大きなものになる。
わたし、良くわからなかった〜
お兄ちゃん、こんどおしえて〜
いいよ!
アラン先生、こんど、みっちゃんにおしえてあげる!
おにいちゃん、ありがとう。
人におしえることも、いいべんきょうになるからね!
※その他にも、子どもに伝えたいお話がたくさん載っています。
短編ものなので子どもも飽きにくく、私自身も伝えています。
なんでそう思うのか?良ければやり取りしてみて下さい^^
まとめ
今回、成功と失敗のバランスの考え方、キツネとぶどう畑のお話を紹介しました。
このお話は、ユダヤ成功哲学 金言集「タルムード」を参考にしたものになります。
リスクコントロールやリスク分散は重要な考え方。
お子さんと楽しんで、読んで頂けたら嬉しいです。
最後まで、読んで頂きありがとうございました。
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