2024年から新NISAが開始され、生涯投資枠は1,800万円となります。
今回、自分の方針を整理するにあたり記事にまとめました。
方針は今までと変わらず
超長期では、老後・相続用に全世界株式。
中期から長期的にかかる、車購入・娯楽用・住宅リフォームに米国株式。
現金・全世界株式のPFでまとめる事も考えましたが、今まで通り目的別にファンドを分けた方が、自分の頭がスッキリするので、この方針で行こうと思っています。
加えて、投資を楽しむ目的でサテライト部分で、オルカンやS&P500とは違ったファンドも買っていこうと思っています。
最初は、大切な目的から👇
目的別の運用方法
お金は無限。求め始めたら、キリがありません。
自分の生き方を成し遂げる為の手段として、お金があり
どの様に使うか? 何の為に使うのか?
ライフプランを考える事は、とても大切。
お金の役割は、①価値の尺度 ②保存 ③交換手段ですからね 。
目的別の資産運用は
時間軸を①超長期ベース(老後・相続用)、②中期〜長期ベースで考えます。
①オルカン(老後・相続用)
イメージしやすい様に、運用方法を図解しました。
妻の運用目的は、主に老後用。
子供2人は、現金で眠らせておくのは、勿体無いのでジュニアNISAで運用を行なっています。
30年以上先の事は、いくら考えても分からない事なので、そこはカントリーリスクを除いています。
この辺りは、やっぱり”オルカンの良さ”ですね。
②S&P500(車購入・娯楽用・住宅リフォーム等)
次は、私の話。
私は相対的に考えると米国派。
もし、子供が居なければPFの株式比率を高め、米国により投資していたと思います。
今までも、老後用以外の余剰資金は、米国のインデックス(S&P500)を買ってきました。
(出典:三井住友DSアセットマネージメント 【Vol.146】国内外の株式を長期保有していた場合、それぞれのリターンはどうなるの?)
米国への投資は利益重視。
全世界との議論もありますが…
『過去が良い→今後も続くとは限らない』と言う事は、どのファンドにも言える事。
要は、未来は分からないと言う事です。
全世界は、米国に比べ”分散重視”と言われていますが…
年率リスクは、グラフの推移からも分かる様に、全世界株式の方が高い(14.9>14.5)です。
(分散はしているが、新興国特有のリスクも背負っていると言う事)
一般的には、先進国よりも新興国の方が値動きは高く、
投資効率であるリターン/リスク(シャプレシオ)は、S&P500の方が高い事が見て分かると思います。
また人口動態の推移は、ある程度妥当性の高いマクロ経済予想と言われています。
(出典:野村アセットマネージメント 米国株式への長期投資が有効と考える3つの理由)
米国の生産年齢人口(15〜64歳)は、欧州・中国・日本と違って、2100年まで伸びている事が分かります。
また、皆さんもご存知の通りアメリカは、イノベーションを生む文化です。
その背景には、米国の学術レベルの高さがあります。
全世界大学ランキング2021、TOP10の内8校が米国です。
ビル・ゲイツ、マーク・ザッカーバーグは、ハーバード大学。
ジェフ・ベゾスは、プリンストン大学。
生産年齢人口、学術レベルとイノーべション文化
投資文化と法整備、個人消費大国
▶️世界の金融機関である米国は、投資先として妥当と考えます。
※全世界と米国株式を所有すると、時価総額加重平均が崩れる等の意見がありますが、承知した上での運用方法です。
両者の違いは、そこまで大きな論点ではありませんし、心地よく市場に居続けられる事の方が重要だと思っています。
目的別にファンドを分けるメリット
インデックス投資を行なっていて感じるのが、ファンド売却・出口部分の所です。
下図Aの様に資金を1つの証券口座に入れれば、管理は容易です。
その一方で、人は見た目に引っ張られるので
『何か、お金を使いたい!』時になったら、
全部一緒に運用しているAの箱からは、お金を引き出し難く感じる事でしょう…
Bの様に、目的別にファンドを切り分ける事によって、箱ごとの評価額が一眼で分かります。
また、Aの様に資金を引き出す際、余計な計算もしないで済みます。
老後用の資産運用は、マクロ経済スライドを加味して記事にまとめてあります↓
こちらのブログですね。
不安な方は、ご覧になって下さい。
子供達への金融教育
”円とドル”の分散がスタンダードな時代
円の総合的な実力を示す”実質実効為替レート”が、1970年以来の低水準となりました。
ドルやユーロなど、様々な外国通貨と比べた”円の実力”を示し、国内内外の物価格差を考慮した購買力を表す指標となります。
皆さんも、ご承知の通り22/23年はドル高(円安)。
食品やエネルギー高を強く感じた年ではなかったでしょうか?
うちの子も、パピコが小さくなったのを不思議がっていましたね。
“円の相対的な力”が弱まる中、資産を円預金のみで寝かして置くのは、それなりにリスクある時代となっています。
良い例がiPhone15の購入。ベースモデルは12.4万円〜(※2016年 iPhone7は7.9万円〜)。
米国のインフレ・ドル高の勢いは、円預金の利回りを遥かに上回ります。
我が家の対策として、実際に実施しているのは”ドル資産”を持つ事です。
今は、ネットで証券口座を開設する事が出来ますし、スマホで米国の株式や債券を購入する事も可能です。
目的を考えながら、余剰資金はドルに転換させています。
【因みに】
・今後、入ってくる給料
・ボーナス
・退職金
・年金
▶️大半が円。円の力が弱まる中、
ドル資産も保有するのがスタンダード。
サテライト:米国ETF
コアは、米国に分散されたS&P500に任せて、サテライトでは、もう少し的を絞って投資をしようと思っています。
絞ると言ってもリスク資産の10%未満。
投資対象は、米国の情報セクター等ですね。
私の場合、子供達に投資の選択肢を与える事も仕事です。
米国債券は、投資経験の目的が強いです。
米国の金融政策で債券利回りは、R5.9月時点で利回り4〜5%と旨みある水準。
住宅購入や出産などのライフイベントは終えて、リスクをそこまで取れない40代以降の方にオススメです。
気になる方は、覗いてみてください ^^
おすすめ書籍
今回紹介したコアサテライト戦略は、同年代の子育てYouTuberタザキさんの『お金の名著200冊を読破してわかった!投資の正解』を参考にしています。
・インデックス投資だけでは物足りない方
・投資手法によるオススメ書籍を知りたい方などに、オススメです ^^
マクロ経済の本を1冊読んでおくと、投資に対する本質が理解できると思います。
本質が理解出来れば、ファンドのグリップ力はより深まります。
今回紹介した実質実効為替レートは、唐鎌さんの本でも紹介されています。
自分達の資産運用・子供達の金融教育に、知っておいて損は無い知識です ^^
まとめ
・新NISAに備え、目的別&金融教育PFを紹介
・求め始めたらキリがない、お金に対しては”目的”を持たせる事が大切
・時代の変化に合わせて、子供達に金融教育も伝えていきましょう
最後まで、読んで頂きありがとうございました。
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