今回はシリーズ編。
新NISA”成長投資枠をどう使うか?”の続き。
前回(①)を、ご覧になっていない方は、そちらからどうぞ👇
今回は、①インド株・②SOX指数、③まとめですね。
まずは、インド株から👇
※紹介するファンドは、新NISA成長投資枠対応のものを紹介。
レバレッジ商品やETFは除外しています。
①インド株
人口構造/GDP成長力
人口推移は、2023年に中国がピークアウトを示す一方、インドは2070年まで増加トレンド。
インドの平均年齢は28.2歳とミドル世代が多いのも特徴(日本:48.6歳)。
インドは、日本の様に社会保障費に財源を使わないで済みます。
MO比率(middle-aged/old)は、歴史的に株式市場と相関性があるとされています。
🇮🇳インドMO比率:現在1.98倍→2050年1.34倍
🇺🇸米国MO比率:現在1.01倍→2030年1.31倍→2050年1.15倍
🇨🇳中国MO比率:現在の1.32倍→2050年0.73倍
ミドル世代は、生産性を生み出し消費も多い年代。
インドとしてはボーナス時期にあたると言うわけです。
インド株のチャート(黄色:NIFTY)は、こんな感じ👇
2022年以降、S&P500を超える上昇率。
さらに驚くべき点は、時間軸をさらに伸ばした場合(以下;20年チャート)👇
アメリカのS&P500は20年間で4倍程に対して
インドのNIFTYは20倍以上のパフォーマンス。
(出典:三井住友銀行 インド株式市場に注目する3つのポイント)
人口ボーナス期/経済成長率も期待できるインド株への投資方法👇
✅SMTAM インド株式インデックス・オープン・三井住友・0.31%
✅SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・SBI 0.46%
✅iFreeNEXT インド株インデックス・大和・0.47%
懸念点
メリットがある反面、新興国特有のデメリットも忘れてはなりません…
懸念点は、インド株は対ドルベースでは下落している点(下図👇)。
2007年は、1アメリカドル=40インドルピーでしたが
現在は、80インドルピーまでドル高(ルピー安)となっています。
日本円で考えた場合、1ドル110円→150円(円安)。
ドルが強く自国通貨が弱いと言う視点です…
つまり、為替差損が株価上昇を打ち消していると言う事になります。
インド株はどんな人にオススメか?
✅GDP成長に伴うイン株上昇を見込んでいる
✅米国株や全世界株を既に所有し、サテライトでインド株のスパイスを増やしたい
✅新興国資産のボラティリティー、0.4%前後のランニングコストを容認できる方にオススメですね
②SOX指数
最後は SOX指数です。
SOX指数の構成銘柄は👇
日本だと、熊本県にあるTSMCの事業拡大が話題ですね。
1 | ブロードコム | 米国 | 9.1% |
2 | テキサス・インスツルメンツ | 米国 | 8.2% |
3 | クアルコム | 米国 | 7.8% |
4 | エヌビディア | 米国 | 7.7% |
5 | アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD) | 米国 | 7.5% |
6 | KLA | 米国 | 4.3% |
7 | アナログ・デバイセズ | 米国 | 4.3% |
8 | NXPセミコンダクターズ | 米国 | 4.0% |
9 | ASMLホールディング | オランダ | 4.0% |
10 | TSMC(台湾積体電路製造) | 台湾 | 4.0% |
出典;ニッセイアセットマネジメント株式会社
半導体革命とも言えるSOX指数。
2010年代後半から、S&P500を大きくアウトパフォームしてきている事が分かります👇
前編で紹介した、テクノロジー銘柄が多いNASDAQと比べると👇
上からSOX指数・真ん中のNASDAQ100(NDX)、下のS&P500。
SOX指数やNASDAQは、テクノジー関連を多く含むので、S&P500より強いのが特徴。
SOX指数への投資方法は👇
✅ニッセイSOX指数インデックスファンド(米国半導体株)・ニッセイ・信託報酬0.1815%
✅インデックスファンドSOX指数(米国上場半導体株式)・日興・信託報酬0.4785%
出典;ニッセイアセットマネジメント株式会社
懸念点は、NASDAQ100以上のリターンが望める一方、リスクも高い点👆
変動幅に振り落とされない様、サテライトでの運用が望ましいですね💡
今後も半導体産業を期待する方
価格変動を許容できる方にオススメ
まとめ4つの比較
最後にまとめグラフ。上グラフは2017年10月からのデータ。
ここ数年で勢いが強いのが上位から
1.FANG+
2.SOX指数
3.NASDAQ100
4.インド株
この様な結果。グラフが見えにくく、すいません。
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今回は、インデックス投資のスパイスとして4つの攻めたファンドを紹介しました。
グラフが示すように、2020年以降米国のテクノジー銘柄の上昇率は凄いものがあります。
この上昇が今後も続くかは誰にも分かりませんが、『もう少しリターンを高めたい』と言う方は、今回紹介した4つのファンドが候補に上がってくると思います😊
最後まで読んで頂き、ありがとうございました🙏
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