こんにちは、アランです。
今回のテーマは、『家庭内の金融教育〜祖母とユダヤ哲学からの教え〜』。
我が家の金融教育の原点と考え方を紹介していきます。
目次はこちら
金融教育の原点
最初は、祖母(私の母)のお話です。
母は、子ども3人を育てながら、片道50km先にある実家の手伝いを20年近く務めてきました。
父は、単身赴任の生活が長かった為、家事や育児は、ほとんどが母が行なっていたそうです。
母は、商業高校の出身、簿記の資格を持ち、会社では会計の仕事を行なっていたそうです。
同居生活である我が家も、全体の家計管理は、母が行っています。
A4ノートを使って収支を管理している時間は好きだそうで、その収支記録を見ながら前年比の報告などを聞かしてくれます。
✅お金の流し方
✅教育や老後費用
✅借金はしない生き方
✅支出や貯蓄の考え方
✅世界、日本経済の流れ
✅金利の知識(複利の凄さ)など
昔はこうした話を聞くのが嫌いでしたが、子どもを持って、資産形成を始めてからは、好きな時間となっています。
その中でも強く印象に残っているのが『やっぱり、お金は大事』と言う教えです。
自営の会社を手伝っていた時は、様々なお客さん(社長など)と取引をしてきたそうです。
成功した経営者もいれば、最後は自己破産した経営者とその家族、様々見てきたそうです。
私も投資を始めるにあたって、後押しになったのが『複利の知識』です。
金利が、プラスに働いた場合とマイナスに働いた場合(ローン)の差は、数千万にも及びます。
複利の力の凄さと長期目線の大切さを知りました。
【ユダヤの教え】
旧約聖書には「異邦人に貸しつける時は、利子をつけても良いが、あなたの兄弟からは利子をとってはいけない」という教えがあります。
私がこうしてブログや投資、資産運用を行っているのも母の影響が大きかったかもしれません。
日本人のお金のイメージ
次は、『お金に対するイメージ』。
イメージを考える理由は、『潜在意識の使い方を確認する為』です。
日本人はお金に対して、ネガティブなイメージを持たれやすいです。
理由は2つ。
1つに歴史的な流れがあるとされています。
【江戸時代、士農工商の身分制度】
✅武士の身分は高く、お金を扱う商の身分は低い。
✅商人は金儲けを行う「卑しい身分」と見なされていた。
✅幕府は、庶民の貧しさの不満を商人に向けていた。
1つの説に、これらの流れが、今の私達の偏見を作っているとされています。
▶️お金持ちは卑しい
▶️稼ぐことは強欲
▶️人前では喋ってはいけない
2019年、金融庁の調査では、保護者から「お金の管理」について教わる機会があったか?
この問いに対して、6割以上の方が「教わる機会はなかった」と回答しています。
きっと多くの家庭が、教えられていないのが現状だと思います。
このような家庭環境では、江戸時代の偏見が子供、孫へと引き継がれてしまいます。
私達夫婦も、投資をきっかけに、金融知識について話をする様になりました。
①家計簿をつける大切さ
②教育費のインフレ化
③経済の変化(貯蓄→投資の時代)
④投資の目的と長期的思考
夫婦の会話自体が、子ども達の金融教育、環境作りになると思っています。
まさしく、『潜在意識の使い方』ですね。
文部科学省は、2022年から高校の授業に「資産形成」の内容を導入し、子供達への金融教育が始まりました。
内容には、自分のライフプラン、株式や投資信託、電子マネー、金融商品のリスクとリターンなどです。
日本政府からも『貯蓄から投資』を推奨しています。
ネガティブなイメージを持っていれば、潜在意識が働き、お金に対するプラスな情報が入ってきません。
私たちの考え方は、気づかないうちに過去から続いている習慣や政策の影響を受けています。
時代は変化してきています。
時には、当たり前の情報も客観視が必要。
私達自身も、お金のイメージをアップデートしなければならない時代となっています。
※まずは、余剰資金を作り、『少額でもいいから投資をスタートする』ことをオススメします。
『経験以上の学びは無い』かなと思います。
以下は、我が家が利用している、楽天証券のリンクです。
操作しやすく、楽天経済圏の方は、オススメの証券口座です ^^
【結論】貯蓄率を意識しよう
お金を増やすと言うと、まず頭の中に上りやすいのが『給料を上げたい』と言うイメージです。
私の職場でも、こうした考え方を持っている人が居ますし、過去に私自身もこのような考え方を持っていました。
しかし、給料が上がっても、その分支出し、手元に残らなければ、貯蓄にはなりません。
高収入の有名芸能人が、自己破綻に陥った大半の理由が、生活水準をドンドン上げてしまうパターンです。
シンプルかつ大事な計算式をシェアしていきます。
資産運用の計算式は、以下の2つに集約されます。
上記を踏まえた上で、資産を増やす為の方法は、以下の3つになります。
①収入を増やす
②支出を減らす
③利回りを増やす
1つずつ考えていきます。
①収入を増やす
これは1番難しい方法。
年功序列制度から成果主義への転換。
退職金や年金受給額の減少。
税金・社会保障費の増額で、実質的賃金は減少。
私たちの負担は、増えてきているのが現状です。
詳細が気になる方は、こちらのブログを参照して下さい
財務省が出している国民負担率の推移は、以下の通り増加傾向。
物価上昇が進めば、使えるお金は、さらに減少してしまいます。
副業・兼業が認められ、退職年齢が引き上げられたのはプラスの話題。
副業の始め方は、ネットビジネスを中心に、書籍やYouTubeなどで情報を手に入れやすくなってきています。
②支出を減らす
1番手をつけやすく、現状が分かるだけでも無駄遣いを抑える事が出来ます。
最近では、マネーフォワードアプリを使って、収支の管理を行っている人も増えていますね。
収支のの数値化・見える化はとても大事です。
人間、目から受ける影響は大きいです。
毎月の家計簿とは別に、年間の資産額と貯蓄率を、エクセルで管理をしています。
こうしてグラフにまとめると、『また来年も頑張ろう』とモチベーションが湧いてきます。
支出は、「消費・投資・浪費」の3つに分類が可能です。
マネー本の多くが、保険料や通信費などの固定費の見直しを推奨しています。
我が家の節約効果が大きかったのは、上記3点。
詳細が気になる方は、以下のブログが参考になりますので、是非ご覧になってください。
【節約編】田舎暮らし、支出の減らし方〜電気・水道・子どもとの外出 3つを紹介〜
優先順位が低い支出は無くし、『自己投資や金融資産へ移していく』方が合理的。
この考えは、『ユダヤ哲学の教えの5原則』にも書かれている教えです。
・賢く使う
・投資する
最後のパートを見ていきましょう ^^
③利回りを増やす
昭和の頃の銀行金利は、5%程。
銀行に現金を預けておくだけで、口座は右肩上がりに増えていきました。
しかし、今の銀行金利は0.1%程で良いレベル。
利回りは、数十年で1/50以上にまで引き下がっています。
インフレが進む現在(R5.4月)、銀行の金利よりもインフレ率が高ければ、資産は目減りしてしまいます。
買える物の量は減るため、家族での旅行やプレゼントも躊躇してしまうかもしれません。
金融系のYouTuber、書店でも投資に関する本は多くなってきました。
私も一部ではありますが、参考になった書籍を紹介しています。
【子育て世帯】読書を勧める理由とオススメ書籍を紹介
国の制度的にも、iDeCoやNISAなどの節税制度が導入されたことは大きなメリットです。
資産運用と言うと、日本人は②支出のコントロールのイメージが強いですが、「①収入」「③利回り」に対する考え方を含めて合理的に考えなければなりません。
私も数年前までは、全くの素人でした。
少しずつ行動していけば、必ず結果を良くなります。
大切なのは、『種まき』を行うかどうかです。
どう進めて良いか?分からない方は、我が家の事例をのせてありますので、良ければご覧になって下さい。
【増やす編】家族で証券口座を〜夫婦と子ども2人をシミレーション〜
オススメ書籍
まとめ
・今回のテーマは、『家庭内の金融教育の原点〜祖母とユダヤ哲学からの教え〜』
・物価上昇と円安、お金に対する知識が高まってきている現在
・まずは、潜在意識(お金に対するイメージ)を、見つめ直すことが重要
・資産を増やす為には、①収入を増やす②支出を減らす③利回りを高める
・この3つを総合的に高め、数値化・見える化していくことが大事
・小さなことを積み重ねていけば、必ず成果が訪れると思います^^
最後まで、読んで頂きありがとうございました。
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