こんにちは、アランです。
昔は、兄妹や祖父母がいて、同居人数が多いのが日本の文化でした。
子育てで悩んでも、そこには、身近に経験のある相談者がいました。
今は核家族化、価値観の多様化が進み、選択的な人付き合いが多くなっています。
親と子供が、一対一になる環境が増え、子供に対する親の影響が強くなっています。
教育方法は、これが絶対正しいというものはありませんが、私なりの考えを紹介していきます。
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教育=才能を引き出す
教育は、英語でeducation。
educationの語源はラテン語のeducatio。ここには「引き出す」という意味があります。
つまり、「教育とはその子の個性や能力を引き出す」ということ。
まずは、その子の『長所や強み』を見つけ、『認めてあげる事』が大切。
子どもは、褒めてもらえると安心し、『自信』がついていきます。
自信がつき、自分心身を認められる様になれば、自然と意欲が湧いてきます。
親は、その芽生えた意欲を上手く引き出してあげる事が、とても大切。
人間、子供に限らず、得意な分野を認めて貰うと嬉しい気持ちになりますよね。
自分自身のことが好きになり(自己肯定感)、他のことに対してもチャレンジしてみようと言う気持ち(学習の転移)に繋がります。
ついついやりがちなのが、詰め込み教育や短所の指摘。
詰め込み教育では、親の願望を子供に押し付ける傾向があります。
よくありがちなのが、
「得意分野を身に付けさせたい」
「強い子供になってもらいたい」
その為に、習い事などを親の意思だけで決めつけ、通わせるパターンです。
子供は当然、何で行くのか?理解は不十分です…
・子どもにとっての旬なライフステージを楽しむことが出来ない…
それに対しての対応が、親の課題になるのですが、こうした親は、叱ったり、さらに押し付けたりする傾向にあります。
これでは、誰のための習い事なのか?何のための習い事なのか?
分かりません。
最近では、「ドリームキラー(夢や目標を壊す人)」と言う言葉も聞くようになりました。
子供の為を思ってやっているつもりでも、誰の為にもなってはおらず、むしろ逆効果。
子供は、親の作ったレールを走る人生になりかねません…
致命的な失敗を防ぐことは、親の役割ですが、干渉のし過ぎは良くないと言う事。
子供も1人の人間です。
夢や目標を決める上では、子どもの「同意」が必要不可欠なのです。
見守ること
壁にぶつかったり、悩んだり、努力している姿は成長している過程。
親は、子供の為を思い答えを与えたいと思いますが、そこは我慢し見守ることが大切。
有名なのが
「無人島の人には、魚ではなく、魚の釣り方を教えてあげる」このお話。
無人島の人に、釣り方を教えてあげることで、再度困難な状況になっても、問題を解決する(生き延びれる)ことが出来る教えです。
魚を与え続けては、当人が成長せず、依存心だけが強まります。
また、見守ることは、放置と言う訳ではありません。
この辺りのバランス・線引きが難しい部分がありますが、例えば以下の様な時は、親の手助けが必要だと思っています。
・相手の親が出て来た時
・子供なりに試行錯誤した時
『見守る所』と『手を出す所』の区別を、私達親はきちんと説明できると良いですね!
教育のゴール=社会的自立
最後は、教育のゴール。
このブログを読んでくれている方の多くが、親御さんだと思いますが、日々子育てをしている、最終的なゴールはどの様に考えていますか?
子供が成人し、社会に出れば、人間関係の悩みや仕事のストレス、お金の問題など、様々な問題や課題に直面します。
こうした問題解決の基本となるのが、社会的な自立だと思っています。
基本的な考え方は、子どもの頃に養った学習です。
一般的に学習というと、『こくご』『さんすう』などの机上のモノをイメージしやすいですが、大切なのは図の考え方。
学習のスタートは、①発見や不思議。
ここでのポイントは、自分から能動的に動いていること。
②次は、分からなかった点に対して、調べる過程です。
この過程は、お子さん自身で出来ないようであれば一緒に調べてもいいですね。
③④は理解と記憶の保持。
読書が効果的で、小さい頃からの本の読み聞かせで、語彙数や理解力を高める事が出来ます。
⑤のアウトプットは重要。
大人の学習も多くの方が、④で止めてしてしまう人が多いです。
『インプットした知識をアウトプットする事で、9割その学習内容が定着する』このような研究結果もあります。
アウトプットとは、相手に伝えたり、書いたり、実践の行動に移すこと。
・学習サイクル①の不足
何かに疑問や発見を持たなければ、受け身的な大人(人から支持されるのを待つ人間)になってしまいます。
・学習サイクル②の不足
調べる能力が低ければ、問題の先送りや深く物事を見る機会を逃してしまいます。
・学習サイクル③の不足
理解力が低ければ、問題の本質を捉える事が苦手な大人になってしまいますね。
・学習サイクル⑤の不足
行動力は、社会人になれば、1番求められるスキル。
私自身、医療関係に勤めながら意識しているのが、これまで説明してきた「学習サイクル」です。
特に、『行動』と『スピード』は常に意識しています。
意識することで、問題を早期に解決することが出来ます。
問題解決能力のポイントは、「スピードと行動」。
スピードと行動が大切な理由は、時間を見方にできるから。
スピードと行動を意識することで、このサイクルを沢山、回すことが出来ます。
自分の子供にも、ゆっくりでも良いから行動力を身につけて欲しいなと思っています ^^
※子供の場合、スピード感は求め過ぎなくて良いです。サイクルを回す方が大事!
まとめ
今回、『教育』について解説してました。
「教育=教える」イメージが強いですが、大切のは、その子の能力や個性を引き出すこと。
子どものありのままを受け止れば大丈夫。
親の信頼は、子どもに安心感を与え、ぐんぐんと成長します。
- 教育=才能を引き出す
- 見守ること
- 社会的自立
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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