こんにちは、アランです。
「3つ子の魂、100までも」と言われるように、幼少期の頃の子育てや環境、自我の形成の仕方はとても大切です。
小さい頃の経験は、大人になっても、その影響力は大きいとされています。
後で解説していきますが、歴史上の偉人や脳科学的な視点でも、理論的な解釈が行えます。
『大変で、忙しい』だけどおろそかにできない時期。
是非、一緒に学んで、考えていきましょう。
目次はこちら。
- フロイトの心的装置
- 非合理的なしつけの結末
- 子供はのびのびと(拡張的な思考)
- まとめ
フロイトの考え(無意識の重要性)
フロイトは、オーストリアの精神科医。
神経病理学者を経て精神科医となり、無意識研究や精神分析学などは有名です。
「意識」よりも、記憶が蓄積されている「無意識」の働きを重要視し、人間の多くの行動は、無意識からなる事を述べています。
フロイトは心の状態を、以下の3層から考えています。
1.エス
快を求め、不快を避ける。動物的で本能的な欲求です。
無意識的で、欲望や原始的な衝動のもの。
(親の抱っこやお菓子、おもちゃを求める。我慢が分からない、未満児を連想させますね)
2.自我
エスの動物的・本能的な衝動に、現実的な思考が合わさり、実際の行動とのバランスをとる領域。
(少しずつ聞き分けがついてくる、年少さん。そんなイメージなのではないでしょうか)
3.超自我
親のしつけや社会のルールを心のなかに取り入れて形成された、道徳的な心のこと。
超自我は自我を監視して制御する。
(我慢ができるようになり、他人や下の子にも気配りができるようになる、年長さん)
この3段階です。
蓄積された記憶や経験は、今後の子供の人生に大きな影響を与えます。
自分がしていた遊びを自分の子供にも自然と教えている、そんな感覚ですね。
それだけ、無意識(潜在意識)の力は凄いのです。
意識された顕在意識は、氷山の一角と言われ、私たちの行動のほとんどが、無意識からなる潜在意識と言われています。
子供の思考やけじめ、道徳的な心を養うのは、関わりが多い親になるかと思います。
私たちの日々の声かけや行動などが、論理的な思考や道徳的な心を、無意識的に築き上げていることを覚えておく必要があるのです。
非合理的なしつけの結末
子供は無邪気で、「何か静かだな」なんて思ってみてみたら、いたずらなんかをしていることが多々あります。
また、ある時は抱っこを求め、親は自分のことを済ませたくても、なかなか仕事が先に進みません…
それだけ、子育ては思い通りにならない、単純なものではありません。
親は、こうした環境に居ると、慢性的なストレスになりがち…
しかし、子育ては、親のストレスなんかは関係なく、容赦無く訪れてきます。
ストレスが溜まってくると、親も人間なので感情(怒り)が、理性よりも表に現れてしまいます。
常に親のストレスを浴び続けたら、子供はどうなるか?考えてみましょう。
・本能的な欲求である「愛情」に満たされなかった子供
・興味のあることに対して、「あれはダメ、これもダメ」など、言われ過ぎる
・「こうしなさい」と、親の意思だけで、決めつけられた子供
人間はその満たされなかった感情を「何か」で埋めようとします。
・特定の事に固執したり
・他人の目や評価を気にしてしまったり
・メンタルブロックがかかってしまったり
特定への固執とは、本来子供にとって許されるべきことが、親の不合理的教育によって、否定され、許された選択肢に執着をもつ思考パターンです。
メンタルブロックとは、「心の壁」とも言われ、行動を起こす前から、失敗や上手くいかない、などと思いこんでしまう固定観念を表します。
自分の受け止めたくない事実と自分の解釈の間に矛盾が生じた場合、ごまかすなどの逃避的な行動をとってしまいます。
まとめ
今回は、3つ子の魂、100までも。幼少期の頃の子育ての仕方・環境の大切さを紹介しました。
子供は自然の中で、のびのび育てたいもの。
豊かな感性や創造性が将来の重要な資産となります。
- フロイトの心的装置
- 非合理的なしつけの結末
- まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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