『生活に余裕がない』
『仕事でミスをしてしまった』
今回のテーマは、「フィードバックの考え方と因果の法則」。
フィードバックは、結果に対しての振り返り。
因果の法則は、聞きなれない方も多いと思いますが、以下の様な因果関係を示します。
『子どもが素直に育ってくれているのは、子どもの気持ちを大切にしてきたから』。
この考え方からすれば、求めたい結果をデザインしていく事も可能です。
もう少し、詳しく解説していきます。
目次はこちら
原因は自分の中で考える
2種類のフィードバック
フィードバックとは、「結果や行動に対して改善点や評価を考え、軌道修正を図ること」。
行動する事は、とても重要なのですが、結果がどうであったか、振り返る事も大事です。
良い方向に向かっていれば良いのですが、悪い方向に向かっていれば立ち止まる必要もありますからね。
フィードバックには、2種類があるので比較し、みていきましょう。
まずは、フィードバック対象が自分、良い事例です。
【①内的フィードバック】
▶️(事実)子どもが生まれたし、自分の支出の見直しを行なってみようかな
・課題を自分の中で見つめている
・自分を見つめる事で、結果が出始めてきます
▶️(結果)支出にメリハリをつけたことで、貯蓄率が上がってきた
・原因に対して改善を行える人は、成果や安心感に繋がります
▶️(目標達成)数年続け、子どもの教育費が8割確保できた
・目標達成し、自分が好きになる
▶️(結果)不安が減り、新たな目標を持つ
【②外的フィードバック】
▶️(偏見)お金が貯まらないのは、会社や評価してくれない上司のせいだ!
・原因を、他人や会社、社会(環境)など、自分の外に原因を考える
・自分の中でフィードバックを回せていないので、成長が出来ない 原因に気づいていない
▶️(負の結果)逆に、ストレスから浪費してしまう
・心や言動がネガティブな為、周囲の人は嫌がる 人が離れていく
▶️負のスパイラル ネガティブな言動の習慣化
・恨みや怒りなどの感情が、自分を苦しめる。
人生の歯車を、良い方向に回せるか? 悪い方向に回るか?
そんなイメージですね!
世界3大幸福論と呼ばれる、アランやラッセルは「幸せ」をどのように考えているのでしょうか。
2人の言葉を紹介します。
アラン
「幸福は自分でつくりだすもの」
バートランド・ラッセル
「the conquest of happiness」
conquest=征服・獲得
「訳:幸せは自ら行動し、獲得するもの」
この2人の言葉から分かる様に、幸せというのは、
「勝手に芽を出したりしない」
「実ったりしない」
『自分の人生は、他人や社会に依存せず、自分の力で切り開く』
ことが、読みとれますね!
因果の法則
次は、因果の法則を紹介。『因』は原因、『果』は結果を示します。
「物事の結果には、必ず原因がある」と言う考え方です。
基本的には、因の無い所には結果は生まれません。
具体例をみていきます。
〜具体例〜
◯:お金の知識を学んだから、資産額が増える
× :勉強せず、家計簿もつけない、資産が貯まるはずがない
前者は幸せの因果関係、後者は不幸の因果関係。
子どもの機嫌が悪くなるのも、ひょっとしたら何かの『原因』があるからかもしれません。
こうした子どもの反応に対して、私たち親は、時々振り返る時間を設けることが大事。
幸せになりたければ、幸せの種をまく必要がありますし、まかなければ基本的に幸せの花は咲きません。
この見解は、アランやラッセルと同じかな、と思います。
なりたい自分を描き、その目標に向かって、行動していくことがやっぱり大事です。
自分で舵取る人生は、やっぱり楽しいです ^^
補足:距離間
私たちは、日々色々な情報を浴びています。
職場に行けば同僚の話、ニュース、うわさ話など。
また、スマホからは、友人のSNSやお買い得商品などが、次々と目に入ってきます。
基本、情報量が多いと、私達の脳は疲れます。
情報の数だけ、判断にエネルギーを使ってしまうからです。
不要な情報に対して、哲学者ハマトンは『ノイズ』とも言っています。
ノイズばかり浴びていると、最初に述べた自分フィードバックや因果関係のある物事の見方はしずらくなります。
余裕があれば、こうした優先順位の低い情報に対して反応するゆとりはあるかもしれませんが、そもそも職場は、生産性や効率性を高める場です。
こうした情報に反応癖がついてしまうことは、決して良い習慣とは言えません。
それよりも、私たちはもっと大事な事があると思います。
上図で言う、フィルタリングされた『情報③』ですね!
価値のある情報に対して、自分の頭で考え(内的フィードバック)、目標へ向かって行けば、自分の見たい景色が見えてくる(因果の法則)と思います。
オススメ書籍
最後に
最後、1点だけ。
ここまで、因果の法則や内部フィードバックを解説してきました。
どちらも、向かう対象は自分自身です。
・他人のせいにしていても、結果は変わりにくいですし、
・外部のせいにすれば、自分の考え方もネガティブなものになります。
しかし、全部が全部、自分を原因にしないで欲しい、責めないで欲しいと思っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
コメント