新NISAがスタートし色んな投資情報を見かける様になりました。
中には『インデックス投資は脳死』
『個別株の方が儲かる』
SNSでは、不安を煽ってくる様な情報を度々見かけます。
私も20代の頃は友人とチャート分析を行い、市場より高いリターンを貰えると根拠のない自身を持ち結果的には市場から退場しています😅
『ドカ設けする人は ドカ損する』
この様な言葉もあります。ドカっと入って来たものは、ドカっと出て行く…
宝くじなんかで入ってきたお金は直ぐに無くなってしまう一方、コツコツと貯めてきた資産は容易には無くなりません。
これは株でも同様な事が言われ、『これは上がるぞ』と流行に乗って買った場合は大抵損をする事が多いです…
一方、給料の中から積み立ていってインデックスに投資していった場合、時間と共に複利が働き資産はどんどん膨らんでいきます。
今回のブログでは、現在行なっている『インデックス投資でも大丈夫』むしろ『インデックス投資の方が良い』その様なお話をしていきたいと思います。
インデックスvsアクティブ
プロも負けるインデックス運用
以下は、5年の成績がインデックスに負けたアクティブ型投信の比率を国別に並べたものになります。
🇺🇸米 国 75.2%
🇨🇦カナダ 97.1%
🇪🇺欧 州 72.5%
🇮🇳インド 80.4%
🇯🇵日 本 67.2%
(出典;SPIVA「STATICS & REPORTS 2020」)
膨大な情報、マネー、高度なPCに手法、そしてタイミングを見計らってトレードを繰り返す。
そんなアクティブ・ファンドの大半が、市場平均であるインデックスに負けています。
しかも、この傾向は毎年毎年続いている『不都合な真実』。
基本的に『現在の株価は将来に対するあらゆる情報を織り込んだ上で形成』されます(効率的市場仮説)。私の様な一般庶民が敵う相手ではありません…
GPIFもインデックス運用
GPIFとは、日本の公的年金を運用する機関。
他人の大切なお金を預かって運用する組織。
運用目的が国民の老後生活の支えなので、失敗できないお金。
そんなGPIFも2000年から2021年にかけパッシブ運用の割合を高めています👇
(出典;年金積立金管理運用独立行政法人 パッシブ運用及びアクティブ運用の割合推移)
国内外株式と国内外債券の合計 8割程がパッシブ運用
公的ファンドGPIFも運用のほとんどがインデックス運用。
運用実績はこちらですね👇
(出典;年金積立金管理運用独立行政法人 2023年度の運用状況)
2001年度~2023年度、市場運用開始以降のデータ
収益率は+3.99%(年率)、累積収益額は+132兆4,113億円
年率3.99%でも運用額が桁違いなので、収益額にインパクトがありますね!
運用額がモノを言う世界だと言う事が分かります。
結局、どうするの?
市場全体の9割を占める機関投資家が行う取引は、自分よりも技術も知識もはるかに高い人たちによるものなので、最も有能な投資家でもかなりの確率で最低の成績に陥りやすい(引用;敗者のゲーム)。
個人的にはタイミング投資は行わず、自分のリスク許容度に応じて市場にいる時間とお金を最大化させるのが効率的で合理的と考えています。
株式のインフレ調整後のトータルリターン(キャピタルゲイン、配当、利息を含む)は、以下のグラフの通り👇
(出典;ジェレミー•シーゲル ー 株式投資の未来より)
運用の歴史を振り返ると、市場が大底から回復する最初の1週間に、株式のリターンのかなりの部分を得られるとされています(敗者のゲームより)。
仮に、タイミング投資に切り替えた場合、1番の上昇時期を逃す事になります…
その結果はこちら😭👇
1980年〜2008年の28年間のデータ。最も上昇したベスト30日を逃すと、リターンはずっと持ち続けた場合のおよそ半分にしかなりません(リターン;11.1% → 5.5%にまで低下)
とするならば、超長期的に上がり続ける株式を持ち続け、この上昇を取りこぼさないのがベター。
具体的な運用はこちらですね👇
オススメ書籍
新NISAをスタートし、投資本をまだ読んだ事がない方は、1冊何でも良いので読んでみる事をオススメします📚
1冊は今回紹介した『敗者のゲーム』。もう1冊はインデックス投資の父ジョン・ボーグルが書いた『勝者のゲーム』ですね😊投資の理解が深まると思います!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました🙏
コメント